息子が歯を磨かせてくれない
「はをみがきましょう」を歌いながら口を開けさせ、毎晩僕は息子の歯を磨く。
母は僕が子どものころ「乳歯のうちは親の責任。永久歯になったら自分の責任」と言っていた。
だから、何とか上手に磨いてやりたいと思うのだけれど、なかなか難しいもんだね。歯ブラシを突っ込んだ途端に噛んでしまうので、思うように磨けない。
歯ブラシを噛まれるたび、こいつを笑わせなくてはならない。変な顔をしてみたり、奇声を発してみたり。最近はハイテンションベロベロバーを混ぜ込むなどの工夫が必要になった。
息子が笑って口を開けた瞬間に、急いでシャカシャカ。
とても人様に見せられない顔をしながら「べろべろべろべろぉぉ…(溜め)…ばあああああ!」とかやっていると、そこそこストレス発散になる。
子どもにかこつけて自分のストレスを発散するのがよいかどうかはわからないけど、子どもに当たるよりは健全だし幸せだ。
たまーに、ちょっとだけ、いい年して何やってんだろうという気持ちになったりもするけれど、むしろいい年してべろべろ以下略を超ハイテンションでできる機会(しかも笑ってくれる!)に恵まれているのだ、と思うことにしている。
歯磨きに飽きて、噛んだ歯ブラシを掴まれたら終了(手を放してくれないし取り上げると泣く)なので、毎日ほんの数分のおとうさんエンターテイメント。
息子の歯は、生え変わるどころか奥歯もまだ生えていない。まだまだ続く芸の道。
VRゴーグルを買った
3500円のVRゴーグルを買った
来月のおこづかいで!と言っていたのに待ちきれずに買ってしまった。
Keymission360を買ったときから欲しかったんだ。2か月待ったし、今なお欲しいのであれば買ってよし!と誰にともなく言い訳をしながらポチッと。
スマホで使うやつだから性能についてoculusに及ばないけれど、おおむね満足。
動画を再生してみたら、息子が目の前にいて僕に(カメラに)手を伸ばしてきたのでのけぞってしまった。
VRのスマホゲームもあるみたいだけど(コントローラーなしでどうやって遊ぶのだろう?)、僕は今のところ写真と動画が見られれば充分。
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ボタンを押しても反応しなかったので
ゴーグルには、セットしたスマホをタップしたいときに押すためのボタンがあるのだけれど、これが最初全然反応しなかった。見てみるといわゆる「スタイラス」と同じ肉球みたいなぷにぷにしたのがついていて、ボタンと連動して画面にタッチするようになっていた。僕のXperiaZ4ではスタイラスペンが使えなかったな、と諦めかけたとき「手ぶくろモード」を思い出した。
「設定」→「画面設定」から「手ぶくろモード」をオンにしたら無事動作したので、同じようにうまく動かない人はお試しを。
視野角はまあ、推して知るべし
これ多分、120度ないよね。っていうレベル。その辺はもう上位機種と比べちゃいかん、と思う。30分の1という金額的にも。
何がしたかったかというと「思い出も360度」
せっかく360度撮影できるのだから、一緒に遊びに行けなかった人も楽しめたり、その時見落としていたようなものも見つけられたり、その場の雰囲気を感じられるようにできればいいな、と思っていたので、買ってよかった。撮影する楽しみも増えた。
写真は、4年前に有楽苑で撮ったもの。日光に透けて赤い照明で照らされたようになっていて感動したのを覚えている。犬山城のすぐそばにあるのに人が少なめでオススメ。真田丸でアレだった織田有楽斎の茶室もあったり。犬山城に行くならここも寄らないと勿体ない!という日本庭園。
今年はもう紅葉が終わってしまったけれど、こういう景色をゴーグルを使ってぐるっと見渡せたらきっと楽しい。来年また行ってみよう。
ゴーグルをつけた一人しか楽しめないじゃん、とか、綺麗な景色を上手に切り取るのが下手なのでいっそ全部撮っておこうみたいな発想、と言えなくもないけど、とにかくちょっと撮りためてみよう、と思う。
「かたろーぐ」が届いたよ
「互いの好みを当てっこする」という単純なルールと、「好きなものについて語る」というところが楽しそうだったので買ってしまった。
昨日届いたので職場に持ってきて、話だけでもと思って社長に見せてみた。
まさかその場でプレイすることになるとは思わなかったけど。
社長とプレイする
見出しが怪しすぎるけど本当のことだから仕方ない。
ルールが簡単なので、難しいことは苦手な社長でも(失礼)これなら大丈夫。
僕も初見だったけど、その場で説明しながらできた。
とりあえずサンプルカタログから「なりたい職業」ランキングを当てることにした。
社長に選んでもらって、僕が当てる役。
1位:たんてい×
2位:お医者さん○
3位:アナウンサー○
4位:おまわりさん
5位:バーテンダー○
6位:先生×
7位:ホテルマン○
ハート4個ゲット。我ながら、なんて優秀な部下だろう。
「たんてい」が1位だったのはちょっと意外。NPOで子どもたちの面倒みているのになぜ先生じゃないのかと聞いたら「もうお腹いっぱい」とのこと。なるほどね。
ここまでやってお互いにルールが把握できたので、こういうゲームですよ、で話を終わらせようとしたら
「じゃあ今度君の番ね」
続けるのか!?
日ごろのコミュニケーションの圧力差が現れる
結局、社長は一つも当てられなかったけど、傾向としては当たっていたので、お互いそれなりに理解し合っているというところか。ハイタッチも4回できたし(?)、面白さは十二分に伝わった模様。
社長が僕の「やりたいお仕事」を当てられなかったのは、普段のコミュニケーションの圧力差みたいなものが現れたのかな、と。僕はあまり自分からあれこれ話す方ではないし。
その後「なぜ探偵になりたいのか」を聞いてもいないのに延々と語られたので、人によっては「当たらなくて悔しい」というより「当ててもらえなくて悔しい」ゲームなのかもしれない。
絵本を読み聞かせるのが(割と)たのしい
息子が絵本をもってテコテコと歩いてくるようになった。かわいい。
読んでもらうのを楽しんでいるというよりも、僕が読んでいる途中でバシバシめくるのが楽しい様子。おかげで絵本はビリビリだけど、まあ、仕方ない。
読んでいて楽しいのは、せなけいこの「あーんあん」。セットで買ったうちの1冊だ。
「かあさんが かえっちゃ いやだよー」のところが気に入っているのだ。
「いやだよー」なんて、いつから言えなくなっただろう?
こういう本を声に出して読むことで、意外とストレス解消になっているのかもしれない。
読み終わったらまた最初から、と何度も繰り返しを要求されるけど、割と楽しんでいる。
VRゴーグルを体験してきた
妻の友人がVRゴーグルを買った!といって体験させてくれた。
VRなんて昔からあるじゃん、とか、昔あった立体写真的なレベルで認識していたけれど、テレビなどでしきりに「没入感」と言っていた意味が、よくわかった。
うわー、こりゃすごいやー!
Keymissionで撮影した動画や画像もこれで見た方が絶対楽しいよなあ…いいなーこれ。
くやしいのでKeymission付属の段ボールゴーグルじゃなくて、もうちょっといいのを買おう。来月のおこづかいで!
没入感で思ったこと。
このVRがどんどん進歩して、ごく当たり前のものになっていった時、本当に現実と仮想の区別ができなくなったらどうしよう、と少しだけ心配になった。
というのも、僕は職業病か、文字を書いている時などに間違えるとつい「ctrl+z」してしまいたくなるのだけれど、現実で急なアクシデント(車に乗っていて人が飛び出してくるとかあるいはその逆も)が起こったときに、車や身体を移動させなきゃいけない場面で「頭がコントローラーで車や身体を操作しようと」したりしないかなあ、という。考えすぎかな。
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目が沁みるので眼科に行ったらアレルギーを疑われた
かれこれ三週間近くになるけれど、息子に右目をやられた。
幸い当たったのが黒目じゃなかったので、ほっときゃ直ると思っていたら、最近目が沁みるようになってきた。特に朝がツライ。
息子の指についているナントカ菌が目に埋め込まれてしまったのか、このまま目がみえなくなってしまうのか、そうしたら成長した息子は気に病むのではないかとか、余計なことを考えているのも何なので、仕事を少し抜けさせてもらって眼科へ。
視力とか眼圧とか検査した後診察。
先生「あー、これ別のところが悪いね」
えー!?
……で、思い出した。去年も似たようなことあったわ。別の眼科にかかったのをすっかり忘れていた。
目がゴロゴロして沁みる+充血。
まぶたの裏に血石ができてて、眼球にさわるので充血してしみるんだと。
眼球は綺麗です、とのこと。てっきり原因は息子の目つぶしだと思っていた。
思い込みで人のせいにしたらいかん、と反省した。息子への「カッコイイお父さん語録(ここぞというタイミングで使いたい、偉大な父を演出するためのフレーズ集)」に追加しておこう。
「ところで秋から冬にかけて、何かアレルギーはないですか?これってアレルギーでなることが多いんだけど、問診に『アレルギー:なし』って書いてあったから変だなあと思って」
と言われたんだけど、自覚がない。
なんだろう……新たな不安が芽生えてしまった。
妻の話に口を挟まないこと
帰宅したら妻が爆発した。息子を僕にあずけて僕のゴハンを作ってくれているのだけれど、動作がいちいち乱暴で八つ当たり気味。僕もイライラしてきた。そんなんだったら作らなくていいよ、と言いかけたけど、一通りやりきらないと余計にストレスをためるので黙って息子を寝かしつけた。
あーこれ、リアル「どかん!ばきん!ぐしゃーん!」だわ、と思いつつ。
息子が寝たので話を聞く。本人曰く、いろいろ思い通りにいかず「あふれた」と。
時折こうなることがあるので「またか…」と思いつつ、いつも途中で口を挟んでしまってお互いに嫌な気分で終了していたので、せっかく途中まで読んだ「相談しがいのある人になる 1時間で相手を勇気づける方法」を思い出しながらやってみた。
第一段階「味方になる」
僕が妻の味方なのは変わらない。ただこの本によると、妻が言ったことに対してすぐ「だったらこうすればいい」と口にしてしまうのがよろしくないのだという。相手に聞ける余裕がない段階で「妻のためになると思って」妻の言い分を否定してしまっているのだ。言われてみたらその通りかも。
今回はひたすら相槌を打ちながら話を聞く。またかこいつうぜえなあと思ってるでしょとか、主婦という収入がない立場でいることの苦痛とか、育児のストレスとか、みんなできていることが自分には向いていないのではないかとか、息子が時々可愛いと思えなくなるとか、家にいるのもストレスだけど息子のためと思って週に二度は出かけようと決めたけどそれもストレスで、もう一カ月でいいから交代してくれとか、僕にはわからないだろうとか、子どもが欲しくて作ったんだろというかもしれないけどそういう問題じゃないとか、自分の作った料理が食べたくない、とか。
口を挟まないっていうのは、相手への思いが強いほど大変だ、と思った。でも口を挟まなかったおかげで妻が言ったことをこんなに書き出せるほど覚えてるあたり、やってよかったと思う。
第二段階「自信を取り戻させる」
言いたいことをひとしきり吐き出したところで「私みたいに育児がイヤで仕事に逃げたい人っているのかな?」という質問が来た。
もちろんいるでしょう。育児って大変だもの。
育児がイヤで仕事に逃げたい人が一体どのくらいの割合なのか、妻が検索しようとしたのでちょっと笑ってしまった。なんとなく、空気が変わってきたかもしれない。
君はがんばってくれてるよ。ありがとう。
多分、第一段階で感謝を伝えても意味がない。怒ってるからしぶしぶ感謝していると受け取られかねないから。
第三段階「解決のヒントを与える」
ここでようやく「こうすればいい」のターン!なのだけれど、今回は必要なくなってしまった。二人ともお互いに今はただがんばるしかないとわかっているのだ。
ここまで大体30分弱。僕はゴハンを食べながらだったけど、冷静に話が聴けたし、いいタイミングでこちらの感謝も伝えられた気がする。妻も落ち着いたようだ。今朝もすっきりした顔をしていた。
……っていうかね、あの後布団に横になりながら見た「マツコの知らない世界」のおしゃべり鳥特集(妻はマツコと鳥好き)と「逃げ恥」(まさに主婦の労働対価がいくらみたいな話、そして胸キュン)のおかげなんだろ、実際は。
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