こんくそブログ

少しだけ人生を無駄づかいしたくなったら。

「女の機嫌の直し方」を読んでから「とりあえず共感」を意識し始めるの巻

「女の機嫌の直し方」は、取引先の人と雑談になった折に勧められた本。
なんだか過激なタイトルだけれど、著者は女性。

話を半分も聞かずに「こうすればいいじゃん?」と結論を話し始めてしまう僕に対して、相手の女性つまり妻がイライラしたりするのが日常でありまして、いい本を紹介してくださったなあと感謝している。

AI開発でコミュニケーション方法を考えるうえで「女性の会話」「男性の会話」の分析から入っているので読みやすかった。生理学的にどうの、と言われてもピンとこないのに、「対話エンジンが違う」と言われると「なるほど」と思っちゃうのが我ながら意外だった。

とりあえず共感オウム返しの術

女性の話にとりあえずでも「共感」してみよう、と意識して実践してみたら、あら不思議。会話がスムーズになった(ような気がする)。
「大変だったー!」に対して「そりゃあ大変だったね」と言うだけでいいのだ。口に出すと、それだけで「大変だった」気持ちにちょっとだけなれる。

相手の気持ちに寄り添うなんてのは昔から苦手だったし、本当のところ、相手の気持ちなんてわからない。わからないのに気持ちをぶつけられても困ってしまう。
それが、最初にちょっとだけ「そういう気持ちになる」ことで、なんだか話を聞くのがラクになった(ような気がする)。

これで解決!じゃないけど

(ような気がする)のは、単に「とりあえず共感してみよう」に意識が向いていて、話を集中して聞いていないだけではないか、という疑念がぬぐえないからだ。
でも、それで妻のイライラの元ではなく、癒しになれるのならそれでもいいのだと思うことにした。

 「こんくそさんて聞き上手だから何でも話せちゃう」とかパイオツカイデーなチャンネーに上目遣いでささやかれちゃう日は…たぶん来ない。