生きる気力がなくて困る
以前から「今なら死んでもいいなあ」と思うことがときどきある。
今朝早く、夢の中でそんな気分になっていて「思い残すことはないなあ」とじんわり気持ちをかみしめていたら、息子が泣きだして目が覚めた。
変なことを考えていたから息子が抗議のために泣いたのだ、と妙に納得してしまって「ごめんごめん、大丈夫だよ」と謝りながらあやしたら、しばらくして寝てくれた。
いぶかしげな妻に「何でもないよ」とは言ったけれど、僕がこういう心持になってしまうことは問題だと感じたので、記録のために書いている。
別に何かを残せたわけではないし、子どもだってまだ小さい。二人目がほしい、と言っている妻は不妊治療を再開したばかり。何も成し遂げてはいないのに、僕自身はとても満ち足りてしまっている感がある。
もともと多くを望まない性質だからか、単純にこの先何十年の人生を考えるのが面倒なだけか、今の幸せが長続きしないのではという恐れからかはわからないけれど、なんだか「もう充分です」という気になってしまう。
妻と子どもに十二分すぎる幸せをもらっているので、二人を幸せにするために残りの人生を使いたい、と頭では分かっているし実際そう思うのだけれど、そのために「生きよう」と思えないので困っている。なんかこう、もうちょっと生に執着すると思っていたのに、小さな幸せをかみしめるたびにむしろ死を意識するようになってしまった。どこかおかしい。
転職前の仕事でどこか壊れてしまったのか、今の環境に何か問題があるのか、原因はさておき、早めになんとかしなくては。「死んでもいい」なんて、死の間際に思えればそれでいいのに。
monoマガジン (モノマガジン) No.391 1999年8-16/9-2合併号 特集「インディアンの生き方を学ぶ」
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