ToDo管理ツールに「やる気管理機能」をつけたら最強という説
こんな記事があった。
でも、僕は何をどうするか決めてからでないと何もできないのだ。
Todoist、Trello、サイボウズライブ、GoogleKeep、Toodledo、Redmine、Habiticaなどなど、いろんなToDo管理ツールやスケジューラを使ってみたけれど、なんていうかホント向いていない。続かない。
なぜ、ほかの人ができていることが自分にできないのだろう。
ToDoリスト・スケジューラのここが面倒
ちょっと厄介な仕事だと、途端に筆も腰も頭も重くなる。
ToDoに書かれているのを見るだけでウンザリするし、モチベーションが上がらない。
管理そのものが面倒で仕方がない。
ネガティブなことばかり言っていても仕方がないから、とにかく「何がイヤか」を書き出して、コイツらを何とかしないといつまでも使いこなせない。
- 仕事とプライベートで切り替えるのが面倒
- だけどプライベート時に仕事のリストは見たくない
- 終わったものをいちいちアプリ開いて消すのが面倒
- 入力項目が多いのが面倒
- どういう風に分類すればいいかよくわからない
- タスクの粒度を小さくするとその締切を決めるのが面倒
- 時間を予測するのが面倒
- たいてい予定通りに進まないので嫌になる
- ToDoを修正するのが面倒
ええ、だめにんげんです。
Toodledoがいろいろできて便利だけど
Toodledoはいろいろなことができて便利。
いろいろなことができるだけに入力項目が多くて煩雑な印象だけど、ToDoのほかにもアウトラインやリスト作成、習慣化の管理までできるので、使いこなせば離れられなくなりそう。
前の職場で導入しようと思った最初のToDoサービス。英語のインターフェースが全員で使うにはハードルが高すぎて断念した。個人的にしばらく使ってみたけれど、デザインの問題か、リストが増えたときの圧迫感が僕には受け入れられなかった。
ToDoの優先順位
何から手を付けようか迷ってしまうのは、優先順位のつけ方がマズいのかも、と思いこちらを参考にしてみる。すごいなあこのひと。
「①やるべきこと」「②やらざるをえないこと」「③やった方が良いこと」「④やりたいこと」の4つにわけて優先順位を決めている。とにかく①②さえ片付ければ生活が回る、という状態にするのだそうだ。
ただ僕には「①やるべきこと」と「②やらざるをえないこと」の区別が、項目名を見ただけではわかりにくいので、少し変えてみよう。
- 期限があるコト
- 定期的にやるコト
- やった方がいいコト
- やりたいコト
これだと、どうしても優先順位からいくと「やりたいこと」が後回しになってしまう。
ほんとうは、やりたいことだけやっていたい。誘惑に勝てず、やるべきことを放っておいて優先順位が低いはずの「やりたいこと」に手を付けてしまったりするからタチが悪い。どうしたら優先順位通りにタスクを処理していけるのだろう。
ToDo整理のタスク・時間を設けていなかった
「やりたくない=手を付けにくいタスク」を前にしたとき、その粒度を下げ、ハードルを下げなくてはならない。これまで僕は「整理」に時間を使ってこなかったことに気づいた。……だってそれ自体が面倒なんだもの。
- できなかったことがあればその原因を考える
- やりたいこと・やった方がいいことを進めるためのタスク分割・粒度の検討
- 「手を付けにくいタスク」になっていないかチェックする
という一連の作業を、タスクとしてルーチンワークに組み込もう。
「手を付けにくいタスク」とは、タスクの粒度が大きいというよりも、ひとえに僕の気分の問題で。
モチベーションが上がらず頭が回らないときには、簡単なタスクも難しく感じてしまう。
「お客さんに電話する」でなく、「ナカムラさんにウェブサイトの件でラフ提出の期限を週明けまで伸ばせないか昼休みになったら電話で確認する」まで書かないと手が出ない状態になってしまうのだ。
「やる気が出ないときは1分でもいいからとにかく手を付ける」というのはよく聞くけれど、手がつかないくらいやる気が出ないのだから意味がない。できるならやってる。
タスクの書き方を変えるだけでハードルが下がるなら、そのために使う時間など安いものだ、と思うことにする。
やっぱりTodoistとTogglに戻ろうかなあ
前の職場で、個人的にTodoistにTogglを連携させて使っていた。
Togglで時間を計ることで、細かいタスクをサクサク片付けていたことを思い出した。
そのまま日報にできればよかったのに、「手書きで」という古風な職場だったので周知&導入は叶わなかった。
TodoistはToodledoほど複雑でなく、シンプルなデザイン。
個人で使うだけなら無料プランでも充分だった。
繰り返しタスクは「毎日12:00お昼を食べる」と書くだけで認識してくれる。
不満を言うならば「今日やり終えたタスク」を一覧で見られないところか。
それもあってTogglと連携する必要があった。
Togglはタスクの時間を記録するツール。
時間を計っていると思うと、とにかく時間を無駄にせずさっさと終わらせたい気持ちになるので、仕事に集中できる。
子どものころ、算数ドリルの宿題をタイムアタックで片付けていたことを思い出すなあ。
Toggl - Free Time Tracking Software
両者の連携はGoogleChromeの拡張機能でおこなう。
TodoistのタスクリストにTogglのボタンを追加できるようになる。ボタンを押せばTodoistのタスク名がTogglに書き込まれ、時間の計測が始まる。タスク完了で計測も終了。Togglに記録される。Togglの画面を見ると、何にどのくらい時間をつかったかが一覧になっているという具合。超便利。
個人的に一番しっくりくる組み合わせではあったが、なんでやめちゃったんだろう。
続けるモチベーションの源が「手書き日報」への怒りだったから、転職したら続かなくなってしまったのかもしれない。
Todoistがいつの間にかGoogleカレンダーと連携していた
僕がTodoistを使っていたころ、一度Googleカレンダーとも連携できるようになった。
その後すぐに「やっぱ中止です再開は未定です」になってしまいがっかりしたのだった。
タスクのしめきりがGoogleカレンダーで確認できるので、Androidスマホを使っている今の僕なら重宝しそうだ。
blog.todoist.com
最大の問題は「ごほうび」
Habiticaの「ごほうび」じゃ物足りなかった
Habiticaはロールプレイングゲーム感覚でタスクを管理するウェブサービスだ。
おもしろそうだったので、転職してからはこれを使っている。
自分のアバターが、「タスクを完了=モンスターを倒す」と、コインやアイテム、経験値をゲットできる。
経験値がたまれば「レベルアップ」。たまったコインは「ごほうび」として装備を充実できる。アイテムはペットとそのエサ。ドラゴンやライオンを育てたりできる。
「習慣」「日課」「To-Do」というタスクの分け方もシンプルでわかりやすい。
タスクを完了しては「ごほうび」で装備を購入してアバターの見た目を変えてみたり、黄金のドラゴンを育てたりして楽しんでいた。
いきなり過去形。
僕にとっての「ごほうび」は「自分が●●できる」より「誰かが●●してくれる」でないとダメみたいで、最近続けるのが億劫になってきてしまったのだ。
誰かこういうのを作ってくれないかな(妄想)
20年くらい前、ガイナックスが出した「Doll In The House WINDY」っていうソフトがあってさ。ナディアとかプリンセスメーカーとかでガイナックス信者になっていた僕は迷わず買ったんですよ。
PC内の家に住む可愛い女の子が、アラームとかスケジュールの確認をしてくれて、簡単な会話もできた。デスクトップマスコット。
楽しかったんだけど、絵柄がラブリーすぎ&キャラの見た目が幼いので、インストールしていることを誰にもいえなかった。
人工知能の時代。今ならもっとスゴイのを作れるはず!
誰か作ってくれないかなあ。
機能(思いつき順不同)
- キャラクター(2次元3次元どちらでも可)がタスク管理をする
- 人工知能で会話(文字+音声あり)
- タスク完了ごとに話しかけてきてやる気を出させてくれる機能つき
- 生産性を分析してタスクの少ない日は追加を促すとか放置しているタスクをさせようとするとか
- 日によって、あるいは使う端末で髪型や服装が変わるとか楽しくなる要素を
- 特別イベント必須。バレンタインデーになったら的な
- タスクメンテ時はキャラクターが画面の遠くの方で書類整理していたりする。予め決めたメンテ時間を超えると「いつまでやってんの?」と牽制
- 有料プランの場合、誕生日に何かプレゼント(オリジナルグッズみたいなの)が届いて「プレゼント、受け取ってくれた?」とかしてもらえたらいいなああ
- プロジェクトごとにデータの格納フォルダを決められる。Googleドライブ上の該当ファイルへのショートカットが出てくるとか
- ユーザーにとってのタスクの難易度に応じて完了時のコメントが変わる。(苦手なタスクを終わらせたらいつもより多めにほめてもらえる)
- コツコツ頑張ったことへの評価や、調子に乗ってたくさんタスクを片付けた評価など、そんなのを分析してコメントが変わるのもいいな。
- 月に一度、評価レポートが出る。そんで、今月けっこうがんばったね!とかさ。
- 仕事に時間を使いすぎたら「相手してくれ」とスネるとか、「早く帰れ」と言ってくれる勤怠・健康管理機能つきでブラックな働き方を防ぐ
- ほめ具合によっては慣れてしまうため、タスクの状況に応じてほめる頻度が変わるとか
- キャラ別にフィギュア作ってUSBでつなぐと音声が出たり動いたり。目が光るとか。髪の毛が伸びるとか。ちょびっツのすももみたいなのでもいいです
美人上司編
ブロンド長髪メガネの美人なお姉さん。ブラウスはボタンが二つ目まで開いてる。
タスクの少ない日は「アナタならもうちょっとがんばれるでしょ」的なセリフで追加を促す。言うことを聞かないと機嫌が悪くなる。
進捗が予定より早く進んだら、お褒めの言葉+ウインクがもらえる。
あの、あまり前かがみにならないでもらえますか。視線が谷間にうわ痛いですごめんなさい的なイベントあり。
生徒会役員編
生徒会長の女の子が時々話しかけてくるパターン。「こんくそ君、今日って何やるんだっけ?」的な感じで、「生徒会長の業務をサポートする書記」という設定。ときどきぼんやりしてこちらをハラハラさせる。
タスクが早く終わると「そうだ、お願いがあるんだけど…」と未完了のタスクについて話題を振ってくる。そんなふうにお願いされたらやらねばなるまい。会長、ぼくはどこまでもついていきます!
元気な先輩社員編
元気で明るい先輩社員。肌が日焼けしててクセッ毛。男っぽい口調でハッパをかける。「よう、お前今日何やるの?」から始まり「やるじゃん!(ばしっ!」って肩を叩かれるまでが流れ。ニッコリじゃなくて「ニカッ!」って笑うとこがポイント。
「休みとかどうしてんだ?」と聞かれてドキドキするも「ヒマなら後輩の女の子紹介してやるよ!」と言われてヘコむ。先輩、僕は先輩のことが……っ!
かったるいフリしてデキル奴編
同じ仕事を任されたコンビという設定。「今日何やるんだっけ?…あ、そう。はー…メンドクサイなあ」と言う割に、タスク中に話しかけたりすると「ちょっと黙ってて!今ノッてるから」と拒否される。タスク完了時「ねえねえ、私たち結構イケてない?」とかささやいてくるのでどきどきしちゃう。顔が近いよ…うわなんかいい匂いするし。
……なんだろ、ノベルゲーっぽい画面が頭に浮かぶ。
こういうネタはたくさんたくさん思いつくのに、生かす仕事がないのがとても残念だ。
結局僕には「タスクとやる気」管理ツールが必要なのだった
僕にはタスク管理だけでなく、やる気管理も必要なのだ。
これは「妻子のために」とはまた別の話なのだ。
幸い、妄想部分を書いたら「ごほうび」の姿が明確になった。
タスクもやる気も管理できる夢のToDoサービスを誰かが実現してくれるまで、Todoist+Toggl+Googleカレンダー+妄想女子のセットで乗り切ろう。
まずは壁紙をブロンドでメガネ美人なパイオツカイデーなチャンネー(スーツ姿)に変えるところから始めよう。
じゃ、僕はこれから美人上司と残業なのでこのへんで。
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