ほげたは、ここですよ?(割とでかい声)
息子を寝かしつけるとき、明かりを消して、何度も読んで覚えてしまった絵本を暗唱している。
何冊か読み続けていると、トロトロと眠ってくれる。僕も眠くなる。
短くて簡単なものだと、
- せなけいこ系(あーんあん、きれいなはこ、ルルちゃんのくつした、ふうせんねこ)
- がたんごとん、がたんごとんさぶんざぶん
- だるまさん3シリーズ
ちょっと長めのものだと、
- はらぺこあおむし
- うずらちゃんのかくれんぼ
- めがねうさぎ
- エンソくんきしゃにのる
- ガラスめだまときんのつののやぎ
など。
長いものはテキトーに読むのだけれど、「あおむし」「うずらちゃん」「エンソくん」はほぼカンペキに覚えていて、息子も気に入っているので使用頻度が高い。
「エンソくん」は、主人公のエンソくんのほかに、切符売り場のおじさん、汽車で向かいの席に座るおばさん、となりに座る羊飼い、弁当売り、おじいちゃんと、そこそこ登場人物が多いので、キャラクターによって声色を変えたりして読んでいる。
妻が「寝言で『ほげたは、ここですよ?』って言ってた」という。
ウトウトしていたら突然、いつもの読み方で、割とでかい声で「ほげたは、ここですよ?」と言ったのでビックリした、と。
初めての一人旅で緊張したエンソくんが、終点までの切符と間違えて、出発駅である「ほげた」までの切符を買おうとして、切符売り場のおじさんに言われるセリフが「ほげたは、ここですよ」。
眠っていても絵本を読むなんて、父親の鑑だ!とか言うつもりはなくて、ちょっと気に入ってるんだよねあのシーン。
僕もいつか、息子に一人旅をさせる時が来るんだろうか。安心して送り出せる社会であってほしいなあ。