こんくそブログ

少しだけ人生を無駄づかいしたくなったら。

リボ払いで詰んでる人がどうしたら更生できるか考え中

リボ払いで借金が膨れ上がっている人が立て続けに現れた

「借金」なんてできるだけしたくないと思うのが普通だと思っていたのに、どうも違うみたいだ。

最近、リボ払いで詰んでるという話を立て続けに聞かされた。知人の息子、知人の娘、そして僕の妹。皆20代後半だ。この年代には何か共通点があるのか?

皆ちゃんと働いていて、楽に暮らせるとは言わないが、食っていけないわけじゃない。なのになぜ借金を抱え、返済のために金を借りるような生活を続けたりするのだろう。

発覚したのは「派遣に登録したい」から

妹の借金生活がわかったのは「派遣に登録して単発の仕事入れたいから保証人になってくれ」と言われたのがきっかけだった。「なぜそんなに金が必要なのだ」と聞いたら「車検のお金とキャッシングでリボにし忘れたのを支払わないといけないから」と答えたのだ。

「リボだとう?(怒)」

嫌な予感がしたので、クレジットの残額がいくらあるのか今わかる金額を言え、と白状させた。

さんざん叱って、とにかく早く返済しないと、ということで昨日、妹宅で給与明細や通帳を確認し、クレジット会社にログインして明細も確認。

 

すると、月末(今日)の家賃等の引き落としのためにと、僕が行く直前に15万キャッシングしてやがった。……いいい一体何を考えているのだ!(激怒)

あまりのことに、本当に頭を抱えてしまった。頭が悪すぎる。

お金に無頓着すぎてぶっ飛ばしたい

妹は自分が月に使えるお金がいくらなのか、まるで把握していなかった。

月々口座から引き落とされている額を見れば、カツカツの生活になることは一目瞭然なのに、なぜかカードを使って買い物をしまくっているのだ。もう充分腹が立っているけど、さらに腹立つ問答が以下。

 

「2年前から引き落とされているこの13500円はなんだ」

「エステのコースで…」

「この給料でどうやったらエステなんて通えるんだよ」

「月々1万円くらいなら払えると思って

 

KDDIに月3万ておかしいだろ」

マンガ読んだり…」

「はぁ!?」

「眠れない時に…Rentaとか」

「(呆)」

「あと、占いとか」

「(怒)」

auウォレットをチェックしたらRentaに2回課金、占い師に何回も課金してやがった。

新宿の母のひと、占いなんかにお金は使うなと言ってくれませんかね。

 

「何情報商材なんかに金使ってんだよ」

お金儲けようと思って

「借金して買う奴があるか!!」

ちなみにこの日も遠方のセミナーとやらに交通費を使って参加しようとしていたので中止させた。

 

「……これは?」

ウォーターサーバー

「」

 

「月に一万円以上ローンを支払っていて、家賃と光熱費がこれだけあって、リボの返済なんてできるわけないだろう」

「うーん…」

「うーんじゃねえ!バカだろお前」

 

契約がどうなっているのか、いつまで支払いがあるのか、どんなサービスに申し込んだのか、まるで把握していない。書類もどこにあるのかわからない。買い物に出ればカードで支払い、自動的にリボ払い。いくら使ったのか気にもしない。

異常な金銭感覚

助けてやろうと思っていたけれど、このままでは不安で仕方がない。金の貸し借りの重さも理解できていないのではないか。僕だって、貸したら返ってこない金を貸すほど余裕はないのだ。

状況を確認して思ったことは、「お金を使っている」という感覚が希薄すぎるということ。お金が足りなければ借りてリボで返せばいい、と本気で思っている。先月も2社から5万円ずつ計10万円も借りていた。信じられない!

「節約」とか「買わない」とか「我慢する」という選択肢はないのか。

 

スマホをタップしたらモノが届く。マンガが読める。占い師のありがたいお言葉が聞ける。カードで払えば買い物も簡単。借金が膨らむことは「なんとなく」わかっているけど「今を乗り切らないと仕方ない」という感覚で金を借りる。リボで支払う。簡単だ。

簡単すぎて「お金を支払っている」という感覚がないのかもしれない。

カード会社のサイトを見ると、「リボならラクラク返済」とデカデカと書かれている。返済がいつまで、いくらになるのか、注意事項など見もしない。

 

借り方も使い方もいい加減なので、計画など立てようもなく、突発的な(といっても来るのが分かっている車検などの)事態に備えておくことなどできるわけがない。そしてまた借金が増えていく。

 

なるほど、どれだけ借金が増えても毎月固定額を支払うだけでいいもんね!

もしかしてこれって、新しいライフスタイルかも!とか前向きに考えようとしたけれど、無理。

もうどうしたらいいやら

深夜遅くに帰ったら、妻が起きて待っていた。

借金の額や状況を伝えたら泣かれてしまった。自分の家が建てたくて、少ない給料の中から少しずつ何年も貯めてきたのに、身内だろうとそんないい加減な人には貸したくない。でもそんなことになってるんだったら貸さないわけにいかないじゃない、と。昔、お金の貸し借りがもとで友人と縁切りして以来、絶対に人にお金は貸さないと決めていたのに、と。額の問題ではないのだ、と。

 

確実に返済させるように定額固定送金を使うなら金利なしで貸してもいい、と言ってくれたが、僕はそれだけでは不十分だと思っている。同じ失敗を二度とさせないために、自分でちゃんと収支を管理して生活できるようにさせなければならない。この異常な金銭感覚を正すにはどうしたらいいのか、考え中。

 

一生懸命働いて、独り暮らしして偉いな、と思っていたのに見方が変わった、と妻の弁。意外とそういうケースは身近に潜んでいるかもしれない。リボ払いダメ!ゼッタイ!

 

買い物依存症OLの借金返済・貯蓄実践ノート

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