カキ・カニ・魚のない暮らし
妻はカレー、ハンバーグといった、どちらかといえば子どもっぽいメニューが好きで、カニ、貝類、魚が苦手。
苦手なものがあるのは仕方ないにせよ、たとえば旬の食材を味わうことへの関心が低いというか、初めて目にした食材やメニューは食べようとしないとか、食べることは好きなのにどうして?と思う。
何年か前、妻は友人とホテルのバイキングに行き、自宅でなかなか作れない料理とか珍しい食材を使った料理がたくさんあったのに、ソーセージだの卵焼きだの焼きそばだの、家でも食べられそうなものばかり持ってきて友人を呆れさせた。
回転寿司で食べるものと言えば、決まってまぐろ(赤身の刺身は好きなんだってさ)と卵とサーモンとエビ、あとはケーキとかデザート。
披露宴とか法事とか、ちょっとお高い料理が並ぶ席では、楽しみよりむしろ「食べられるかどうか」を心配している。
そのくせ「私は『おいしい』の幅が広い」と言い張るのでわけがわからない。
義理の母は料理が苦手で、スーパーのお惣菜が並ぶことの方が多かったそう。それが影響しているかはわからないけれど、なんかもうちょっといろいろ食べようよ、と思う。
食べたいものを食べて何が悪いのだ、と言われればそれまでなんだけど、子どもにはいろいろなものを食べさせてあげたい。どうせ大人になったら、自分の好きなものしか食べなくなるのだ。ただ、やっぱりいろいろな味を知っておいたほうがいいと思うんだ。
なんだかんだ書いたけど、結局のところ外食すればいいのだ。それなら夫婦で別メニューだって問題ない。でも、息子が小さいから外食が極端に少なくなっているのです。
ああ、おいしいカキフライとキスの天ぷらが食べたいなあ。