缶コーヒーの最後の一口がマズイ
甘いコーヒーが好きだ。
朝食を抜くことが多い僕にとって、出勤中にちびちび飲む缶コーヒー(甘いの)は、血糖値を上げて「さあ、仕事だ」と気持ちを切り替える、半ば儀式のようなものになっている。
糖分が多すぎるとか、体に悪いとかいろいろ言われてはいるけれど、平日朝のこのコーヒーがなかったら、果たしてどんな風に仕事に臨むだろう、想像もつかない。
缶コーヒーの種類について特にこだわりはなく、大体買うのはBOSSとかWANDAとかGeorgiaとか。毎朝大変お世話になっているのにこんなこと言うのは何なんだけど、不満なのはひとつだけ。
最後の一口がマズイ。
ちょっとだけ残すのももったいないし、捨てる時にしずくが落ちたら嫌だし、ってんで最後にずずーっと飲む、アレ。なんであんなにマズイのか。これは甘いコーヒーに限ったことじゃなくて、ブラックでも同じなんだけど、甘いコーヒーのマズさといったらない。
なお、この「最後の一口がマズイ現象」の謎については自分の中では決着がついている。
「甘ったるいひとときはもう終わりだ。いつまで甘えておるのだ!」
と缶コーヒー神が喝を入れてくれているのだ、と思うことにしたのだ。ただ、そのままだと仕事に後ろ向きな気持ちになってしまうので、
「……さあ、今日も一日戦ってくるがよい。また明日の朝、お前のノドを潤してやろう」
という、なんともありがたいお言葉を後付けでつけることにした。
オーケイ、ボス。