認知症かと思ったら加齢による物忘れだったけどそれ鬱じゃないの?、という話
義理の父の物忘れが心配
妻の親父さんの物忘れがひどい。
よくわからん光回線の契約をしてしまい後から解約に行ったり(これは業者も悪い)、親父さん車で、親父さんの運転で出かけたのに、帰りには「あれ?俺が運転してきたんだっけ?」と言い出したり。法事で親戚と香典の額を決めてから出すという約束を忘れたり。ここ数年で明らかに生活に支障をきたすレベルになってきた。夫婦仲も、お互い怒りっぽくなってギスギスしている。
認知症を疑って、受診するように勧めてきたが、先日ようやく重い腰を上げてくれた。一通りテストしたが、散々な結果だったようだ。で、CTを撮ってみたんだけど、どうも認知症ではなく、加齢による物忘れでしょう、という診断を受けて帰ってきた。
退職後、やることがない毎日
親父さんは60代後半。身体は元気だけれど、気力がない。退職して再就職したものの、数日で喧嘩して辞めてきて以来、ぶらぶらしながら毎日を送っている。
賭け事も酒もやらない(やめた)ので、本当にやることがない。お袋さんはパートに出ているので、昼間は一人。犬の散歩と、近所の野良猫に会いに行くくらいしかやることがないのだ。あと、ネット見たり、将棋のゲームしたり。
生活に刺激がないのはよくないから、以前趣味だったという釣りの再開を勧めてみたが、やる気がない。一緒に食事に行こう、って時も、「何が食べたいか」について「なんでもいい」「どっちでもいい」。いやあなたの誕生祝いなんですけど、っていう。一体、何が楽しくて生きているのだろう。
鬱の疑い?
世間話として社長にそんな話をしたら、「それ、鬱なんじゃないの?」という。
実際、退職後に認知症になる危険性もあるが、鬱病になることも多いのだそうだ。話を聞いてたら鬱病としか思えないんだけど、と。
いやいや、普通に話もするし、遊びに行けばニコニコ応対してくれるよ?と言うと「鬱にも程度がある」と。
刺激のない毎日、必要とされない毎日で、自分の価値を見出せなくなってしまい、かといってそれを言い出せるほど若くもない。家族を養ってきた手前、家族にああしろこうしろと言われ従うのも抵抗がある。部下を持って一線で働いてきたから、誰かに頼ることも苦手。それこそ何度も「一体、何が楽しくて生きているのだろう」と自問自答した、かもしれない。なるほど。。。
一度「総合診療科」を受診してみたら、と勧めてくれた。いい話を聞かせてもらえてよかった。ありがとう社長。
義理の父、という微妙な関係
今回の受診をきっかけに次の一歩をどう踏み出すかが、この先の義実家のあり方に大きく関わってくる。とはいえ、妻の実父であるからして、どういうアプローチをしたものかが悩むところ。
お袋さんは親父さんの相手にほとほと嫌気がさしていて、今回認知症の疑いが晴れた?ので一安心してしまってどこかやり終えた感。義弟はいい人なんだけど気遣いとかできるタイプじゃないし自分で調べて動いて何とかしようとかできないタイプ。おまけに妻も親苦手、って、お前らいい加減にしろよ。
僕がああしろこうしろと言える立場じゃないのだろうけど、数年後、孫がよちよち歩きしながら「じーちゃんじーちゃん」って言えるようになっても、心配で預けられないだろ。一緒におさんぽできないぞ。
孫とふたりでおさんぽだよ?男の夢だよロマンだよ!すげえ楽しいよきっと!
だからやっぱり、このままではよくないと思うんだ。妻と話して、もう一度別の病院を受診するよう勧めてみよう。
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