歯医者さんに通院して考えたこととか
親知らずに大穴が開いて痛くなったので、二十年ぶりくらいに歯医者に行った。
イヤで仕方ないけれど、治療してもらえる現代に生まれてよかったと思うことにする。
まだ1本目の治療中だけれど、いくつか非日常的な空間で考えたり感じたりしたことがあって、新鮮だったのでメモしておく。
- そっか、麻酔しないんだー……。
- 削られているとき、痛い箇所はもちろん痛いのに他の歯も痛い錯覚に襲われる。改めて考えると、どうして歯なんかに神経が通っているのだろう。
- 歯医者さんなんていなかった頃は一体どうやってこの痛みと付き合っていたのだろう。治療はやっぱり抜くのだろうか。変な風に生えちゃった親知らずとかどうしていたんだろう。
- 初回に歯科助手のお姉さんからもうちょっと丁寧に磨けと言われたのでヘッドの小さい歯ブラシを買いなおした。なんでトラベル用のセットに最初から入れておいてくれないのだ。旧来の歯ブラシはもう作らない方がいいと思う。
- 50過ぎて虫歯が一本もない人がいるんだけどどういうことなの?「私虫歯になったことないのよねー」って言われて驚いた。
- 治療中、水がノドから鼻の奥に入ってツーンとした。こんなの小学校のプール以来だ。鼻通り越して頭まで痛い。鼻うがいをする人はなにかコツでもあるのだろうか。
- 「次は銀かぶせますからね」と言われてふと思った。歯の最新治療ってどうなってるんだろう。銀じゃなくて白いのがあるといいな。
- 「はい、じゃあ型をとりますね」からの流れで口を閉じて噛むんだけど、治療中長い時間口を開けていたため、あごのニュートラルな閉じ方がわからなくなる。
- 意識すればするほど本来のかみ合わせ位置が微妙な気がして不安になる。
- 仮詰めしてくれたけどポロポロ崩れるのであの痛い神経が露出するのではないかと超不安。
- 歯並びが悪いので歯磨きが行き届かない。シュワシュワするタブレットとかで一気に清潔にする方法が開発できたらお金持ちになれるだろうか。
- 一本一本丁寧に磨いてください的なことを言われても、口を閉じたらちゃんと磨けないし、一本一本磨いていると泡やら涎やらでダラダラのべとべとになるので洗面台で口から垂れ流しながら磨いてるんだけどこれって普通なの?
- 普通だとしたらうら若き乙女もやっぱりダラダラべとべとになりながら口から垂れ流しているの?
- 息子にはみがきを教えるために、一緒にみがいてお手本を見せたいけど上記の理由でできないんだけどどうしたらいいの?
- 舌を歯ブラシでやるとオエッってなる。「歯磨きのときいつもオエッてなってるよね」と妻に指摘されたけどみんなは違うの?
- 昔は食後3分以内に、と言われていたけど今は30分だっけ?そこらへんは大人になるとなかなか情報が入らないなあ、と思った。
- 急に歯に意識が行き出したせいか、歯がむずむずする。痛くないけど虫歯のある歯が、なんとなく痛い気がしてくるから不思議。
なんかほかにもあった気がするけどとりあえず。
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リボ払いで詰んでる人がどうしたら更生できるか考え中
リボ払いで借金が膨れ上がっている人が立て続けに現れた
「借金」なんてできるだけしたくないと思うのが普通だと思っていたのに、どうも違うみたいだ。
最近、リボ払いで詰んでるという話を立て続けに聞かされた。知人の息子、知人の娘、そして僕の妹。皆20代後半だ。この年代には何か共通点があるのか?
皆ちゃんと働いていて、楽に暮らせるとは言わないが、食っていけないわけじゃない。なのになぜ借金を抱え、返済のために金を借りるような生活を続けたりするのだろう。
発覚したのは「派遣に登録したい」から
妹の借金生活がわかったのは「派遣に登録して単発の仕事入れたいから保証人になってくれ」と言われたのがきっかけだった。「なぜそんなに金が必要なのだ」と聞いたら「車検のお金とキャッシングでリボにし忘れたのを支払わないといけないから」と答えたのだ。
「リボだとう?(怒)」
嫌な予感がしたので、クレジットの残額がいくらあるのか今わかる金額を言え、と白状させた。
さんざん叱って、とにかく早く返済しないと、ということで昨日、妹宅で給与明細や通帳を確認し、クレジット会社にログインして明細も確認。
すると、月末(今日)の家賃等の引き落としのためにと、僕が行く直前に15万キャッシングしてやがった。……いいい一体何を考えているのだ!(激怒)
あまりのことに、本当に頭を抱えてしまった。頭が悪すぎる。
お金に無頓着すぎてぶっ飛ばしたい
妹は自分が月に使えるお金がいくらなのか、まるで把握していなかった。
月々口座から引き落とされている額を見れば、カツカツの生活になることは一目瞭然なのに、なぜかカードを使って買い物をしまくっているのだ。もう充分腹が立っているけど、さらに腹立つ問答が以下。
「2年前から引き落とされているこの13500円はなんだ」
「エステのコースで…」
「この給料でどうやったらエステなんて通えるんだよ」
「月々1万円くらいなら払えると思って」
「KDDIに月3万ておかしいだろ」
「マンガ読んだり…」
「はぁ!?」
「眠れない時に…Rentaとか」
「(呆)」
「あと、占いとか」
「(怒)」
auウォレットをチェックしたらRentaに2回課金、占い師に何回も課金してやがった。
新宿の母のひと、占いなんかにお金は使うなと言ってくれませんかね。
「何情報商材なんかに金使ってんだよ」
「お金儲けようと思って」
「借金して買う奴があるか!!」
ちなみにこの日も遠方のセミナーとやらに交通費を使って参加しようとしていたので中止させた。
「……これは?」
「」
「月に一万円以上ローンを支払っていて、家賃と光熱費がこれだけあって、リボの返済なんてできるわけないだろう」
「うーん…」
「うーんじゃねえ!バカだろお前」
契約がどうなっているのか、いつまで支払いがあるのか、どんなサービスに申し込んだのか、まるで把握していない。書類もどこにあるのかわからない。買い物に出ればカードで支払い、自動的にリボ払い。いくら使ったのか気にもしない。
異常な金銭感覚
助けてやろうと思っていたけれど、このままでは不安で仕方がない。金の貸し借りの重さも理解できていないのではないか。僕だって、貸したら返ってこない金を貸すほど余裕はないのだ。
状況を確認して思ったことは、「お金を使っている」という感覚が希薄すぎるということ。お金が足りなければ借りてリボで返せばいい、と本気で思っている。先月も2社から5万円ずつ計10万円も借りていた。信じられない!
「節約」とか「買わない」とか「我慢する」という選択肢はないのか。
スマホをタップしたらモノが届く。マンガが読める。占い師のありがたいお言葉が聞ける。カードで払えば買い物も簡単。借金が膨らむことは「なんとなく」わかっているけど「今を乗り切らないと仕方ない」という感覚で金を借りる。リボで支払う。簡単だ。
簡単すぎて「お金を支払っている」という感覚がないのかもしれない。
カード会社のサイトを見ると、「リボならラクラク返済」とデカデカと書かれている。返済がいつまで、いくらになるのか、注意事項など見もしない。
借り方も使い方もいい加減なので、計画など立てようもなく、突発的な(といっても来るのが分かっている車検などの)事態に備えておくことなどできるわけがない。そしてまた借金が増えていく。
なるほど、どれだけ借金が増えても毎月固定額を支払うだけでいいもんね!
もしかしてこれって、新しいライフスタイルかも!とか前向きに考えようとしたけれど、無理。
もうどうしたらいいやら
深夜遅くに帰ったら、妻が起きて待っていた。
借金の額や状況を伝えたら泣かれてしまった。自分の家が建てたくて、少ない給料の中から少しずつ何年も貯めてきたのに、身内だろうとそんないい加減な人には貸したくない。でもそんなことになってるんだったら貸さないわけにいかないじゃない、と。昔、お金の貸し借りがもとで友人と縁切りして以来、絶対に人にお金は貸さないと決めていたのに、と。額の問題ではないのだ、と。
確実に返済させるように定額固定送金を使うなら金利なしで貸してもいい、と言ってくれたが、僕はそれだけでは不十分だと思っている。同じ失敗を二度とさせないために、自分でちゃんと収支を管理して生活できるようにさせなければならない。この異常な金銭感覚を正すにはどうしたらいいのか、考え中。
一生懸命働いて、独り暮らしして偉いな、と思っていたのに見方が変わった、と妻の弁。意外とそういうケースは身近に潜んでいるかもしれない。リボ払いダメ!ゼッタイ!
息子が喋ってくれなくてさみしい。
教え方を間違えた。
「おとーさん」と言いながら鼻を指さしていたら、僕の指をつかんで僕の鼻に持ってくる仕草をするようになってしまった。
違うんだ息子よ。僕は君に「おとーさん」と呼んでほしいんだ。
それどころか、ちっとも喋ろうとしない。黙々と、実に黙々と遊ぶ。一時期「おとーたん」と言ってくれたアレはいったい何だったのだ。
近頃は全然喋ってくれないからさみしい。あーとかうーとか、泣きそうになりながら何か訴えることはあるけれど、それ以外はさっぱりだ。
気を利かせすぎると「黙っていても何でもやってくれるから」喋らないという話も聞くから、ちょっとほっといてみようかと思っている。……耐えられるだろうか、僕が。
仕事始めだから早めにあがろう
今日は仕事始め。年末年始、めいっぱい息子の相手をして過ごしたから、息子が「おとうさんロス」に陥ったりしていないといいけれど(そうでなきゃないでさみしい)。
1歳1カ月。年末に墓参りでコケて、初めて怪我をした。血が出たのでちょっと焦った。怪我をしたのが唇の上だったから見た目から痛々しかったけれど、3が日を終える前に綺麗に治ってしまった。まるで魔法でもかけたみたいだ。これが若さか……。
しかしまあなんというか、息子は人の話を聞かない。夫婦どちらが話しかけても知らん顔。呼ばれていることがわからないわけではなさそうだけれど、知らん顔して黙々と玩具をいじくっていたりする。しょっちゅう呼んでいる名前より、「ごはん」とか「お風呂」とかに反応する。「こいつ一体何を考えていやがる」と思う。マイペースなのか、1歳児なんてこんなもんなのか。
僕がB型、妻はA型だから、血液型はABかもしれない。血液型などあてにならないと言われても、実際気になるのだから仕方ない。この気まぐれさは、きっとAB型に違いない(適当)。
おまけに左利きっぽい。明らかに左手を使う頻度が高く、使い方も上手。でも左利きだと字が書きづらいよね。矯正した方がいいのか悩む。そういえば、母も元々は左利きだった、と言っていたなあ。
さて、AB型(推定)で左利きの人に心当たりがないだけに、なんかもう理解を超えてる。存在自体が神秘。
一体どんな風に育つのか、すごく不安ですごく楽しみ。早く会話がしたいな。「おとーさん」て言えるようになったと思ったのに、最近全然喋ってくれない。
急な冷え込みのせいか妻の体調も思わしくないので、早めにあがろう。息子とお風呂に入ろう。
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地元人気店のブラック化が心配
地元の炭焼きレストラン。
牛肉100%の炭焼きハンバーグがおいしいレストランで、僕が子どもの頃から続いているから老舗といってもいいかもしれない。いやほんとおいしいんだよ。
何年か前から全国区の番組でとりあげられたり、こないだネットで見たけど東京から御殿場まで自転車で食べに行く人がいたりして、地元で人気のチェーン店。だけどいつ行っても混んでる。時々無性に食べたくなるのだけれど、店の外にたむろしている順番待ちのお客さんを見るたびに諦める。
社員のホワイト化を進めているらしいけど、現場で働いてるバイトのことももうちょっと考えてあげないとこの先心配だな、と思ったので。
- いつ行っても混んでる=忙しいので、バイト先として敬遠される傾向にあるため、人手が足りないのに働き手が集まらない。
- いつ行っても混んでる=地元の人は「いつ行っても混んでるから行かない」になってきてる。出張や観光で来た人、帰省した人がメインの客層になりつつあって、店の勝手がわかってない人が多いから、現場のストレスが割とヘビー。
- いつ行っても混んでる=新人(社員&バイト)もベテランも現場で仕事に追われるばかりで、目先の作業に囚われて教育が進まない&ハードな仕事で離職率も上がる。広い視野と高い視点を持った店長が育たない。日々現場で追われてると未来志向もプラス思考もなくなるからね。
- いつ行っても混んでる=現場の問題意識と上層部のホクホク顔の間でギャップが生じていて現場のモチベーションが下がっている。現場の意見やお客様の声が上に通っていないじゃないか、という。これ、ほんとよくない。
というのが、バイトしてる人から聞いた話。決してそうしたいわけではないのに、サービスの質が低下している自覚はある。だけどとにかく忙しすぎてどうしようもないらしい。そうしたくないのに、というところがポイント。そういう人がストレスを抱えてしまって潰れていくんじゃないかな、と思う。会社にとってもいいことはない。僕自身覚えがあるだけに、その人が心配になってしまった。
店舗を増やすのもいいけれど、「接客に追われる現場」を早急に解消する対策をしないと、そのうち変な事故が起きるんじゃないか、と思った。
僕は常々、店員さんには気持ちよくサービスしてもらいたいから、いいお客さんであろうと心がけているのだけれど、押し寄せる客の一人として「うわー忙しいのに来やがった」と思われるのは嫌だなあ。
そんなわけで、もう何年もあのハンバーグを食べられずにいる。
(ちょっとだけ書き直した)
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メガネとってくれた記念日
一昨日の朝、息子の声で目が覚めた。僕に話しかけてるのか、独り言なのかわからないけど、だーだー言っている。はいはい、起きますよ。
横になったまま、なんとなく息子に「メガネとってー」と言ったら、棚に置いてあるメガネを持って、手渡してくれた。
……驚いた。いつの間に、こんなやり取りができるほど言葉を理解できるようになったのだろう。
とりあえず、妻と「言葉遣いに気を付けよう」と決めた。
中国ではクリスマスにリンゴを食べる
腰痛持ちの僕が行きつけのマッサージ屋さんで働くお姉さん(中国人)とした雑談。
年明けに帰国してしまうという話を聞いていたので、お世話になったお礼を持って、最後のマッサージをしてもらいに行ってきた。
いつも通り、揉んでもらいながらとりとめのない話をする。
中国じゃお正月に初もうでしたりしないの?と聞いたらキリスト教の人は教会へ、あとはお寺に詣でたりするけどあまり出かけないね、とのこと。ふーん。
日本じゃクリスマスには教会に行かないけどケーキ食べるしお墓参りはお寺行くしお正月は神社に行くし何でもありだよ、的な話をしたら、中国ではクリスマスにケーキを食べない、という。え、そうなの?
代わりにリンゴを食べる、と、中国語のアプリだらけの(当たり前だ)iPhoneを出してきて、画像検索して見せてくれた。
「平安果」といって(リンゴと発音が似てるところからきているらしい)、平安と繁栄を願って贈るものだ、とのこと。日本と同様に商売のネタとして広まったものだと思うけど、綺麗な箱入りのリンゴの画像が並んだ画面を見ながら、へー、素敵だね、と言ったらやけに喜んでいた。
中国に帰ったらしばらく休んで、いい人を見つけて結婚して、子どもは二人(男の子と女の子)ほしい、と。君なら大丈夫だよ。すぐにいい人見つかるよ。うちももう一人ほしいんだと言ったら「お兄さんもがんばってね!」と腰を叩かれた。
帰り際、思いついたようにちょっと待ってて!と言われてボーっと突っ立っていたら、ニコニコしながら「Merry Christmas」と書かれた袋に大きなリンゴをひとつ入れて持たせてくれた。大きいほどいいんだ、と。
あーこれ、ダメだ。リンゴを見るたびに思い出すパターンだ。僕がもっと年を取って、リンゴを見つけては「中国じゃクリスマスにリンゴを」とか言って周囲に「またか」と思われるようになると思うと気が気じゃない。